オラクルカードは危険?言われる理由と、本当に気をつけたいこと

オラクルカードを買ってみたものの、「危ない」「使わないほうがいい」という話を見かけて、不安になった方もいるでしょう。カードを引くことで、何か悪いことが起きるのではと心配になる気持ちは自然なものです。

この記事では、オラクルカードが危険だと言われる理由を1つずつ確かめます。そのうえで、本当に気をつけたい頼りすぎと高額な勧誘、怖いカードが出たときの受け取り方、使うのをやめたいときの処分の仕方までお伝えします。

先に結論|カードそのものより、使い方と周りの勧誘に気をつける

オラクルカードは、絵とメッセージが描かれたカードを引いて、自分の気持ちを見つめ直すための道具です。カードを引くこと自体で、体や暮らしに害が出るという根拠は示されていません。

気をつけたいのは、カードとの付き合い方と、カードの周りで起きる勧誘のほうです。何でもカードに決めてもらうようになると、自分で考える力が弱まります。また、不安につけ込んで高額な鑑定や開運商品を売る勧誘は、実際に相談が寄せられている現実の問題です。

危険だと言われる3つの理由を確かめる

オラクルカードが危ないと言われるときは、主に3つの理由が挙げられます。それぞれ、どこまで当てはまるのかを確かめていきます。

1つめは、頼りすぎてしまうという理由です。これはカードに限らず、占いや情報全般に当てはまる注意点で、使い方しだいで避けられます。次の節で、具体的な使い方をお伝えします。

2つめは、低級霊や悪い存在とつながってしまうという話です。これはスピリチュアルの分野で語られる考え方で、確かめる方法はありません。気になる方は使わない、気にならない方は自分の気持ちを見つめる道具として使う、と分けて考えれば十分です。

3つめは、オラクルカードを広めた作者の一人が、のちに考えを改めて自分のカードを勧めなくなった、という話です。そう語られることはありますが、ここでは本人や出版社の発表までは確かめられていません。作者の考えが変わったことと、手元のカードが危ないかどうかは、別の問題として受け止めてください。

頼りすぎを防ぐ使い方

頼りすぎを防ぐいちばんの方法は、カードを「決める道具」ではなく「考える道具」として使うことです。カードのメッセージは、自分の気持ちに気づくきっかけにとどめ、何をするかは自分で決めてください。

頼りすぎないための使い方

  • ✓1日に引く回数を決めておき、同じ質問で何度も引き直さない。
  • ✓お金や健康、人間関係の大きな決断は、カードだけで決めない。
  • ✓引いた結果よりも、そのとき自分がどう感じたかを書き留める。

カードを引かないと不安になるといった状態になっていないかは、オラクルカードの始め方ガイドの記事にあるセルフチェックで確かめられます。カードの選び方や、毎日の練習のしかたもあわせて紹介しています。

本当に気をつけたいのは、高額な鑑定や開運商品の勧誘

オラクルカードを使う中で気をつけたいのは、不安につけ込んで高額なお金を払わせる勧誘です。「このままでは不幸になる」「この商品を買えば運が開ける」といった言葉で、鑑定や商品を次々に勧められることがあります。

国民生活センターは、占いサイトで「もう少しで当たる」「運気が上がる」と言われ続け、約400万円を支払ってしまった事例を紹介しています。そのうえで、相手の言葉をうのみにせず冷静になること、やりとりをスクリーンショットなどで残しておくこと、消費生活センターに相談することを呼びかけています。

出典:占いサイトの事例と助言は国民生活センター「見守り新鮮情報 第459号 いつの間にか高額に… 占いサイトに気を付けて!」(2023年8月8日)による。

困ったときの相談先

消費者ホットライン「188」に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターなどにつながります。

霊感などを持ち出した不当な勧誘で結んだ契約は、2023年1月5日に施行された改正消費者契約法で、取り消せる範囲が広がり、取り消せる期間も延びています。

やりとりのメールや画面、支払いの記録は、消さずに残しておいてください。

出典:改正消費者契約法の施行と内容、相談先は消費者庁「令和5年版消費者白書」第2部第1章第2節、国民生活センター「見守り新鮮情報 第459号 いつの間にか高額に… 占いサイトに気を付けて!」(2023年8月8日)による。

占い師や占いサービスの悪質な手口と、申し込む前の確かめ方は、電話占いの詐欺の見分け方の記事で詳しくまとめています。困ったときの相談先も、あわせて紹介しています。

怖いカードや悪いメッセージが出たとき

暗い絵柄のカードや、厳しいメッセージのカードが出ると、悪いことが起きる前触れではないかと怖くなることがあります。けれども、オラクルカードは未来を決めるものではなく、今の自分を見つめるきっかけです。

怖いカードが出たときは、そのメッセージから、今日できることを1つだけ拾ってみてください。「休むように」と読めるなら早めに寝る、「手放すように」と読めるなら1つだけ予定を減らす、といった小さな行動で十分です。それでも気持ちが落ち着かないときは、その日は引くのをやめて、時間をおいてください。

使うのをやめたいとき・処分したいとき

オラクルカードを使うのをやめたくなったら、やめてかまいません。使わなくなったからといって、何か悪いことが起きるという根拠はありません。しばらく箱にしまっておき、また使いたくなったら出す、という付き合い方もあります。

処分するときは、紙のカードとして、お住まいの自治体の分別ルールに従って出してください。気持ちの区切りとして、感謝の気持ちを込めてから手放す、紙に包んでから出す、といった方法もあります。こうした方法は気持ちの問題で、必ずしなければならないものではありません。

タロットカードも危ないのか

タロットカードも危ないのではないか、と心配になる方もいるでしょう。タロットも、オラクルカードと同じく、カードを読み解いて自分の考えを整理するための道具です。気をつけたい点は、頼りすぎと高額な勧誘で、オラクルカードと変わりません。

2つのカードの成り立ちや読み方の違いはオラクルカードとタロットの違いの記事に、タロットの基本の使い方はタロット占いのやり方の記事にまとめています。どちらのカードも、自分で考えるための道具として使ってください。

オラクルカードの危険性でよくある質問

オラクルカードを毎日引いても大丈夫ですか?

毎日引くこと自体に問題はありません。ただし、同じ質問で何度も引き直したり、引かないと不安になったりする場合は、頼りすぎのサインかもしれません。1日に引く回数を決めておくと安心です。

子どもがオラクルカードを使っても大丈夫ですか?

絵を楽しんだり、気持ちを言葉にしたりするきっかけとして使う分には、大人と同じように考えてかまいません。怖い絵柄のカードを不安に感じる場合もあるため、一緒に見て、受け取り方を話し合うと安心です。

浄化をしないと危ないですか?

浄化はスピリチュアルの分野で語られる習慣で、しないと危ないという根拠はありません。気持ちを切り替えるための区切りとして取り入れるかどうかは、自分で決めてかまいません。

高額な開運グッズを勧められました。どうすればよいですか?

その場で決めずに、いったん持ち帰ってください。不安な場合は、消費者ホットライン「188」に相談できます。やりとりや支払いの記録は消さずに残しておいてください。

まとめ|カードは考える道具。不安につけ込む勧誘に気をつける

オラクルカードを引くこと自体で害が出るという根拠はなく、危ないと言われる理由の多くは、使い方やスピリチュアルな考え方の話です。気をつけたいのは、カードに頼りすぎることと、不安につけ込む高額な勧誘です。

カードは決める道具ではなく考える道具として使い、大きな決断はカードだけで決めないでください。高額な鑑定や商品を勧められて困ったときは、記録を残して、消費者ホットライン「188」に相談してください。

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